介護の研修・資格 介護職員初任者研修・生活援助従事者研修・入門的研修 おすすめな人と理由

就職&転職

介護関係の資格(研修)は、公的なもの民間のものまで、さまざまなものがあります。今回は、はじめての方におすすめする、「介護の資格」と「おすすめな人・理由」について紹介します。
せっかく、貴重な時間とお金を掛ける訳ですから、自分にあった役立つものを選びたいですね。

わたし社会福祉法人の職員です。介護職員初任者研修の事業担当をしています。
また、介護福祉士養成校、公立職業訓練校での非常勤講師の経験が10年以上あります。介護の資格については仕事でのかかわりも多く得意分野だと思います。

たくさんあるけど、どれを選んだら良いの?

結論からお伝えします。
はじめて介護を学ぶ方であれば、ざっくりと、こんな感じでおすすめしています。

介護の資格(研修)とおすすめな人 まとめ

おすすめな人 研修名と時間数
■介護で正職員、常勤職員(週40時間程度)を目指したい方
■就職のために資格取得を急ぎたい方
■介護の資格 どれを選んだら良いかよくわからない方
介護職員初任者研修
(130時間)
■将来的には介護福祉士を目指す方
■正職員でキャリアアップしたい方
■通学日数を最小限度にして、しっかり学びたい方
実務者研修
(450時間)
■シニア(60歳以上)の方で介護分野に興味のある方
■介護に興味のある方
生活援助従事者研修(59時間)
入門的研修(3時間、21時間)

調べてみると、いろいろな介護の資格(研修)がありますが、就職のための学びであれば、将来的なことを考えて、「(国の)制度に位置づけられた研修」をおすすめします。

上の表にある研修はすべて、国の制度に位置付けられた研修です。下の図は厚労省の作成した資料です。中央の緑色の部分に研修名が並べらています。

介護分野での資格でもっとも信頼性が高いのは、国家資格である「介護福祉士」です。
今回、ご紹介する研修、資格はすべて「介護福祉士」へステップアップできるものです。

第10回社会保障審議会福祉部会福祉人材確保専門委員会「介護人材の業務実態等について」平成29年3月28日資料


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介護の資格(研修)と おすすめしたい理由

まず、最初にお伝えしたいのは、介護の仕事は、一部のサービス(訪問介護等)を除いて無資格でも仕事に就くことができます。

特別養護老人ホームや老人保健施設や通所介護も無資格で就職はできます。
それなら、「無資格でいいじゃない?」と思う人もおられるかもしれませんが、就職前に研修を受講する(資格を取る)ことのメリットは多いです。

幅広いサービスの種類を学ぶことは就職先を選ぶ上で役立ちますし、現場での仕事を少しでもイメージできるようになります。

「こんなはずじゃなかった・・」「思っていたのと全然、違う・・」など、
無資格で、何の情報も入れずに、介護のお仕事を始めるのはミスマッチを起こしやすいです。

「無資格OK」の求人もありますが、良い条件のお仕事を見つけることも難しいです。

パートで仕事をしたい人であっても、後に出てくる「入門的研修」や「生活援助従事者研修」をおすすめします。

「介護を学ぶ」ことで、介護現場でやっていること、こだわることの意味が、少しずつわかってきます。「仕事のおもしろさ」を見つける近道になります。

介護福祉士(国家資格)

介護分野の唯一の国家資格です。
将来的なキャリアアップを目指す方は必須です。多くの施設や事業所で、資格手当等の対象になる資格でもあり、好条件のお仕事を探すこともできます。

  • 国は介護保険の報酬の中で介護福祉士の人数比率によって加算を出したり、介護職員の処遇改善をすすめるための制度においても、介護福祉士を優遇しています。
    介護福祉士は制度的にも職場においても介護分野の中核となる資格(者)と言えます。
  • 将来、介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格を取得したい方は必須です。
    介護福祉士として介護の実務経験5年でケアマネジャーの受験が可能です。
  • 認定介護福祉士を、介護福祉士の上位資格として紹介する場合もありますが、介護福祉士会が専門職としてのさらなる質向上を目指すもので、国の制度ではありません。
    現状では、職場として、認定介護福祉士を別評価(手当等)されている例はごく稀な状況です。

わたしの勤める社会福祉法人では、介護職の正職員の8割以上は介護福祉士さんです。
ケアマネジャーとして仕事をする職員も大部分が介護福祉士さんです。介護福祉士はがあれば、介護保険関係のサービス事業所では、就職、転職等にも間違いなく有利です。

ただし、研修受講で取得できるものではありません。主な取得ルートが2つあります。

  • 介護の専門学校(就業2年)を卒業して取得する。
  • 「介護実務研修3年」+「実務者研修」⇒国家試験に合格する。

「実務者研修」の説明は次にあります。

実務者研修(450時間)

現状、現場ルートから介護福祉士を受験するためには、この研修を修了する必要があります。
ほとんどの方が、介護福祉士を受験するために、この研修を受講されます。

  • この研修を修了することで、訪問介護事業所の「サービス提供責任者」になることができたり、喀痰吸引等研修(第二号研修)の一部が免除される等のメリットがあります。
  • 短いもので通信制の講座であれば通学8日で取得できる仕組みもあるのが魅力です。
    通信制講座を選ぶことで、次に紹介する介護職員初任者研修より、通学日数は少なく取得できます。(ただし、通信課題の量は全く異なります。)

    講座にもよりますが、現場職員のためでしょうか、通学日数が以外と少ないのは最大の魅力です。
  • ただし、実務者研修を修了していることを理由に、資格手当等を出す職場はあまり聞きません。
    介護保険の報酬上の評価は基本、介護福祉士からになります。初任者研修修了者と同様の扱いの所が多いように思います。

    実務者研修は介護福祉士を受験のために受講するのが基本です。

    介護福祉士をまったく考えない方は、次に紹介する「介護職員初任者研修」が良いです。

介護職員初任者研修(130時間)

実質的に介護職の入口資格のようになっています。この研修を修了することで、ホームヘルパーとして、「身体介護」にもかかわることができるようになります。

研修時間は、130時間と時間数は長いですが、介護の理念から介護技術まで幅広く学ぶことができます。

  • たくさんの研修・講座が、いろいろな場所で開校されているので受講機会が豊富です。
    都道府県が定める基準を満たして指定を受けることで研修実施団体になれますので、さまざまな団体が研修を実施しています。
  • 通信教育併用のコースが多いですが、夜間コースや休日コース、集中コースがあったりと受講バリエーション受講料金(3万円台~10万円オーバー)もさまざまです。
    研修の講師要件や設備&備品、実習施設等の要件が比較的ゆるやかなので、いろいろな団体が指定を受けています。

    ※研修の開催情報が欲しい場合は、都道府県のホームページで検索することをおすすめします。実際に指定をした研修名が公開されていますので、間違いがないです。

  • 通信教育のみでは取得できません。通信で実施できる時間数に上限が定められているためです。通学日数15日前後は必要です。
    上で紹介した「実務者研修」の方が通学日数が少ない状況です。
  • サービス種別を問わず、常勤(週40時間勤務)で仕事をする人にはおすすめしたい資格です。
    将来的に介護福祉士を目指すことになれば、実務者研修を受講することになりますが、研修時間や受講料が免除されます。


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