「実習が苦痛・・大きらい・・」と思っていたのに、30年以上 介護・福祉の仕事を楽しめている理由

仕事力向上

今回は、介護福祉士、社会福祉士等の養成学校での「実習」のお話です。

実習が苦手な学生さんや、実習を受け入れている施設の職員さん、実習指導者さんに読んでいただきたい内容です。

人材不足の介護・福祉分野ですから、「求人」はたくさんあると思いますが、実習生さんが、実習を行った施設や事業所へ就職する可能性は高いように思います。
実習は、実習生さんにとっても、施設・事業所にとっても、大事な場面だと言えますね。

 

現場実習は、とにかく大変なんです・・

先に言わせてくださいね・・

わたしは、はじめて行く施設での実習ほど、体力的にも精神的にも、しんどいものはないと思います。
ですから・・実習がうまくいかないからと言って、そんなに落ち込む必要はありませんよ。

自分が就職して思ったのですが、実習より、普通に就職して仕事をする方が、かなり楽です。
時間的な余裕もあります。
時間をかけて色々なことを積み上げていくことができるという点が大きいです。

 

中には、実習での「つまずき」を理由に、将来を悩む人もおられると思いますが・・
高齢者や障害を持つ人、子どもたちと接することに「やりがい」を感じたのなら、迷わずに、介護・福祉の仕事に進んでください。

実習で見たり体験したのは、この業界のほんの一部だけですからね!どうぞ、ご安心を!

 

わたしも実習ダメダメでした・・言い分あり!

わたし、福祉系の学校で、「単位」として、授業に強制的に参加させられていました。
実習に行かないと社会福祉士の受験資格も得られませんからね。

いろいろ行きましたが、わたし、実習で良い評価をもらった記憶がありません。

 

何と言われていたのか??一番、多く受けた指導、指摘は・・

  • あなたは、積極性が不足しています
  • 実習中にわからないことは、聞いてください。

 

こんなことばかり言われていましたから、わたし当然、「実習は大きらい」でした。

人のとの付き合いが特別に苦手だとか、身体が弱いとかではありませんでした。
正直、「実習」そのものが苦手だったのです。

 

実習生だったわたしにも、ちゃんとした言い分がありました。

「積極性が不足している」と言われても・・

何をしたら良いか、わからないのに積極的にできるはずないじゃないか!
もう少し、当日の仕事を教えてくれればいいのに・・

 

「わからないことがあれば聞いて!」と言われても・・

みんな忙しそうにして、「何したらいいですか?」なんて聞ける雰囲気じゃない!

何もできないことは、わかってましたが、まわりの人がすごく忙しくしているのに、自分だけ何をしたら良いかわからないは、結構、つらいです。。

 

頑張って、自分から「何しましょうか」と聞いても・・

実習先の職員さんの言葉
「う~ん。。ご利用者とコミュニケーションしてて!」とか言われて、車いすのご利用者と話をしておいて! という扱いです。。

初めて会ったご利用者と何を話したら、いいか、わかるはずもなし・・

そもそも、コミュニケーションのスキルが十分でない、当時の自分が話が長く続くはずがないでしょ・・

 

実習施設の職員んさんへ 使わない方がいい言葉があります

わたし、実習施設の職員が実習生さんに対して、使わない方がいい言葉があります。この言葉です。


「学校の勉強と介護の現場は全然、違うんだからね」

「机の上(教科書)と現場は違うんだからね」  これ絶対ダメです!

 

わたしも何度かこんな言葉を聞いてきました・・

これって、実習生さん、学生さんが一番困る言葉だと思います。特に一生懸命に勉強をしてきた学生さんほど、混乱する言葉だと思いませんか?

また、介護や福祉を一生懸命に勉強してきた実習生・学生さん達に大変失礼な言葉だと思います。

 

もちろん、現場で起こることは、教科書に書いてある通りにはいかないです。

認知症の方の周辺症状だって、移動介助の方法だって、現場は色々考えてやっています。
教科書とは違う介助方法をしていることもあります。

ただ、これはあくまでも「応用のケア」「個別ケア」の話です。【下の図】

 

介護や福祉現場の経験の浅い実習生さんに対して、上の図の「赤い部分」ばかりを強調するのは、間違いだと思いませんか?

むしろ、実習というのは、上の図の「青い部分」基本的なケアが、現場できちんと行われていることを学生さん達に見てもらうのが実習の基本だと思います。

 

それなのに・・
現場に出て実習のオリエンテーション(事前説明)でいきなりベテランの職員が出てきて、
「机の上(教科書)と現場は違います」なんて言うのは、

教科書に書いてある基本を知らない 職員さんか、
教科書と現場がつながっていることをわかっていない   職員さんだと思います。

 

もちろん、プログラムによっては、「応用のケア、個別のケア」を実習でお伝えしなえければなりませんが、その際も、どの部分が「基本的なケア」で、どの部分が「個別的(応用の)なケア」なのか、整理してお伝えしたいですね。

基本ケアがあるから、個別ケアがある訳です。

 

まとめ

「実習なんて大きらい・・」だった私が30年以上 介護・福祉の仕事を楽しめている理由について

  • 実習は誰がやっても大変なんです。
    そもそも、実習の「成功、失敗」は、この介護、福祉の仕事の「向き」「不向き」を決めるような話ではありません。

実習の「成功・失敗」は、施設や事業所の雰囲気や、実習指導の担当職員とのマッチング、そのタイミングの職場の状況(人員不足)等にもよる部分が大きいです。

 

実習での評価なんか気にせずに、高齢者や障害を持つ人、子どもたちと接することに「やりがい」を感じたのなら、迷わずに、介護・福祉の仕事に進んでください。この仕事、いい仕事だと本心、思っていますよ。

ただし、甘い話だけをする気はありません。
学生さんや研修中の方は、しっかり学んで現場に来てほしいです。この仕事を長く、楽しくしたいなら・・勉強は必須ですよ。

 

実習でまともな評価を受けなかった、わたしが30年以上、介護・福祉の現場で楽しくさせてもらっているのは、先輩の職員さんの存在も大きいです。

実習の成功・失敗より、その職場に、自分の目標に思えるような存在に出会えるかどうか、これ大きいですね。

現場で見る、「できる介護職さん、福祉職さん」は本当にカッコいいです。この人みたいになりたい!と思って、純粋にワクワクしました。

現場の職員さんは、実習生さんにワクワクしてもらえるような職員を目指したいですね。
みんなで、いい実習にして、みんなでニッコリできればベストです!

 

実習を通じて、学生のみなさんが、ステキな先輩や職場を見つけることできるよう願っています。
今回も最後まで読んでいただきありあとうございました。

 

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